脳年齢とウオーキング

歩くとどうして若返るのか

歩くことで、脳はたいへんな仕事をしています。

 

一歩を踏み出すごとに足の筋肉からは大量の情報が脳に届けられ、
その伝達速度は秒速100メートルを超えています。

 

時速になおすと360キロ。
まさに新幹線なみのスピードで情報が伝わっています。

 

その上、歩くときは、手を振ってバランスをとったり、肌で空気を感じたり、
鼻でにおいをかいだり、目でさまざまな景色を見たりしています。

 

そうした情報を合わせれば、実に凄まじい量の情報が体の各器官と脳との
間で行き来していることになります。

 

人類の脳の進化。赤ちゃんの脳の進化

 

人類の脳の進化は赤ちゃんの成長過程を見るとよくわかります。
子供は、まずハイハイの時期があって、やがてつかまり立ちが始まり、
ヨチヨチ歩きを経てしっかりとバランスをとって歩けるようになります。

 

ハイハイの時期は、
生きていくうえで欠かせない脳幹と本能を司る大脳辺縁系が、まず発達します。

 

つかまり立ちをする頃には、神経回路が細かくつながってきて、
脳の司令塔とも言うべき大脳新皮質が発達します。

 

さらに大脳新皮質のネットワークが出来上がっていくなかで、
前頭前野が発達し、今度はバランスをとって、
スピードをコントロールして歩くことができるようになるわけです。

 

脳の若さを保つというのは、
実はこの大脳新皮質のネットワークを生き生きと機能させることにほかなりません。

 

歩くことで、このネットワークはどんどん活発になりますから、
その結果、脳が若返るということになります。

 

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